とりあえずトゥルーエンドであるはずの真プリンセスエンドを見ようとしていた記憶があるのだけど、ラスボスに歯が立たない。
ラスボスには歌うことによる戦意ダウン(ジャイアン的手法か、リン・ミンメイ的手法かでイメージが大きく別れるな~w)で戦闘に勝つという手段が使えないという落とし穴があったのだが、我が娘は剣も魔法もヘタレだったのだ!
いや魔法なんかハナから習得すらしてないし。
仕方なく途中セーブデータで、お付き合いしていたアイドルのタマゴくんとの結婚エンドを見ようと思ったのだけど、その秋月真也くんがプロポーズしてくれない。
もしや王国のプリンスとのフラグを進めてしまったからなのかッ?
仕方なく更に大きく大きくセーブデータを遡る。
いっそ悪の道を進むべく、魔界女王エンドと不良少年の織田光星くんとの結婚エンドを見ること。
ところが消極的に見たこの魔界王女エンド。
ちょ、これ! じ~んと来ましたよ!
魔界の女王となった娘は、何年、何十年が経ったのかすら曖昧な混沌の日々を過ごしていた。
王女のご機嫌伺いに謁見にくる者達も、変わり映えがなく退屈でを持てあます。
そんなある日。謁見に現れた者は、人間界で養父と共に自分を慈しみ育ててくれた魔族のキューブだった。
聞けば人間界では60年の歳月が流れ、そこでの役目が終わったので久しぶりに故郷に帰ってきたのだという。
「60年……。
そうだったな。そなたはあの後も、あの者に仕えていたのだったな」
女王が呟いた。
その養父に仕えていたキューブが、魔界に帰ってきたという事は……。キューブが穏やかに言う。
「はい。ご立派に一生を全うされ、安らかな最期でした」
「……そうか……。……あの者は何か……」
魔界の王女はそう言い掛けて、止めた。
「……何か?」
彼が聞き返したが、
女王は
「いや、なんでもない」
と、そこで言葉をとめた。
それ以上は、ふたりとも言葉を続けなかった。
キューブは女王の側仕えの願いを赦された。これから悠久の時を女王に仕えていくのだろう。
人間界で起こった60年間の思い出を、女王に繰り返し語りながら。
プリメ5、ワンプレイが異様に長いんですけど。長い分感情移入するので、このエンディングはなかなか涙腺にキました。
養父はきっとこんな事を臨終の場で言ったんだと思います。
「あの娘と過ごした8年間が、私の人生の中で一番暖かく光り輝いていた」
それにしてもキューブ。呼び方が お嬢様→女王 に変わるだけでまた娘の世話して暮らしていくんですね。
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