主人公鮎原こずえの最終ライバルは女子バレーボール最強のソ連チームだという事は序盤で分かっていたのですが、鮎原こずえがオールジャパンに選ばれ世界大会にいくあたりが、もうはしょられまくりで、どこかの週刊少年誌の打ち切り一直線状態か? な有様でした。
連載当時の事は当然分からないのですが、ひょっとしてバレーボールブームが終わったのか、作家さんが疲れ果てたのか(この当時の週マはホントに“週刊”だったハズですし)、アニメの版権とかであったのかな? とか色々穿ってしまいました。
それにしてもこの当時はスポ根マンガ全盛期は、スポーツと私生活は両立できない。が絶対の図式だったんでしょうか?
バレーボールの方は才能と努力の甲斐あって、トントン拍子に頭角を現していくのですが、その一方でプライベートはかなり厳しいんですよ。
初恋の従兄弟、努が事故で死に、その従兄弟の生き別れだった兄弟、竜二とも恋には至らず、更に初めてハッキリと恋愛感情を持った大学生二郎には婚約者が居て破局。
更に子宮付属器炎で子宮付属器を摘出してしまい、女子高生の時点で将来母になれないと宣告されてしまうというスゴイ展開。
親友や恩師、更には竜二までにパートーナーが出来ていくというしつこい程の描写の中、鮎原こずえにはバレーボールしかないのは、読んでて可哀想でならなかったんですけど、それは長居が凡庸なせいでしょうか?
ラストシーンもチームはソ連に負け、鮎原こずえが最優秀選手に選ばれ終わる。というのも、彼女がこれからもバレーボールのみを伴侶に生きていくという事なんでしょうね。
でも考えてみればこの当時連載されていたスポ根マンガ『巨人の星』 『タイガーマスク』
(タイガーマスクなどは子供を助けて自動車にはねられ、正体がばれないようにポケットの中のマスクを川に投げ捨て死んでいくのがラストシーンなんです!)なども結末は決してハッピーエンドじゃなかったのを見れば、やはり当時のスポ根マンガのセオリーだったんでしょう、多分。
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