知的で美しく強い母。
最近はそんな役柄のイメージがあるジョディ・フォスター主演の映画。
カイルは夫を事故で亡くし、葬儀埋葬のために幼い娘ジュリアと共にニューヨークへ向かう。
その機中で突然ジュリアが消息を絶つ。
ジャンボジェットとはいえ、密室での失踪。パニックになるカイルに告げられたのは、ジュリアも夫と一緒に事故死していたという情報。
周囲の人間は、彼女が夫を亡くしたショックから、すでに生きてはいない愛娘を“生きている。”と思いこんでいるのだと言う。
しかしカイルは娘の存在を疑わず、味方も居ない機中で娘の捜索を続ける。
いや~、導入のあらすじを書いてても、そこだけ見ると面白そうですよね
ジャンルは違うとはいえ、航空機内を舞台にした映画『エグゼクティブ・デシジョン』を思い出しつつ期待して観ました。
ジョディ・フォスターの知的で美しく強い母。という長居のイメージは多分『パニックルーム』で出来たんだと思うのですが、今回は……知的で美しく強い母ではあるものの、少しヒステリックな面が大きかったです。
でもまぁ……自分の子どもが行方不明になり、誰も味方になってくれない状況では、ヒステリックでパニックになる方が当然なのかも知れません。
「誰も生存を信じなくても私だけは信じる」
そう言ったややヒステリックな盲目的ともいえる母の愛は、梅図かずおさんのマンガ『漂流教室』の主人公の母親を連想させました。
嫌いじゃないです。
でもシナリオ的には、ジャンボジェット機に乗り込んだ乗客を乗務員、乗客とも誰ひとり目撃していない。という無茶な設定や、黒幕の正体やオチにはガッカリさせられたかなー。
無実の疑いをかけられたアラブ人と、カイルが前夜に見たアラブ人。
結局無関係だし、カイルが精神異常なのか? と観客に思わせるためのエピソードだとしても、ちょっと投げっぱなし臭かった。
あとカイルが航空機を設計した技師。とはいえ現場の航空機内を縦横無尽に動き回るのも少し、出来過ぎ感を感じました。
つまるところ、主演の演技に助けられて、なんとか観られた映画なのかも……。って言いすぎ?
以上、なんだかやたらと「○○を思い出しました」が多い感想でした。
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