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昨日はちょっと出掛けて、ちょっと呑んだ。
そんなに呑んでないのに、朝起きても気持ちワルー。orz
ゴルロア。昨日はムラマサのptもキャトーのptも犠牲者が出てビックリ。
ムラマサの方は巨大サソリだったしなー。
運が70以上あっても、筋力が200近くあっても死ぬ時は死ぬ。シビアだ……
以下、酔っぱらってゴルロア駄文を書いた。。
元ネタがあるキャラクター達なんだけど、ファンタジー設定で。
うっかり長文になったので、2/3ぐらいぶった斬って、シンプルにw
重なり合うように生い茂る森の木々は陽光を遮り、とても薄暗い。
怪物の討伐依頼があった村から、さして離れていないとは思えない程だ。
下草や蔦が手足に絡まり、道と呼ぶのも躊躇するような小道の前面にやっと、大きく開けた広場が見えた。
一行がほっと緊張感を吐き出したその瞬間、身の丈を優に超えるサソリが現れた。
「今日の獲物はサソリかッ!」
仲間の誰かの声が飛んだ。闘いの始まりであった。
どうにか討伐が終わってみれば、罠に掛かった仲間のひとりが超巨大ムカデとの闘いで命を落とした。
残った仲間たちは無言のまま、冷え切った無惨な亡骸を埋め土饅頭を作ってやる。
「また会うかもな。……それじゃあな」
赤黒い血に染まったボロボロの剣を、墓標代わりに差し込んだ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
冒険者達が集う酒場。
仲間を失い重い足取りで戻ってきたムラマサは、酒場の喧噪の中に紅い髪の獣人の娘を捜す。
だが姿は見つからない。視界の中に顔見知りの冒険者を見つけ声を掛けた。
「なぁ、キャトーを見掛けなかったか?」
「……あの子なら、裏手の嘆きの大樹で見たと思うわ」
────なるほど。
短く礼を言って踵を返そうとし、ムラマサは足を止めた。
「墓守ってのは、墓に花を供える仕事もしてくれるのか?」
「そうね、誰も供えてくれないのならしてあげるわ。私はもう墓守じゃないけど」
ふふっ、と小柄な冒険者の少女が小さく微笑みながら答えた。もっとも足下には巨大な斧が無造作に置かれてはいるが。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
酒場からしばらく離れた緩やかな丘。そこは『嘆きの大樹』と呼ばれる大木があった。
冒険者達が人生や冒険に絶望したり、時には恋や愛を失い絶望したり。そんな時に後ろ向きになる為の場所。
多分数百年は生きている大木自身は、そんな事に使われる事を歓迎はしていないだろうが。
そこに探していた娘がちんまりと座っていた。
ムラマサは黙って近くに座る。
20分ほども経った頃。獣人の少女、キャトーが呟いた。
「……別に様子、見に来なくたっていいのに」
「生き残ったヤツがあんまり凹むと、逝ったヤツが居心地悪いだろ」
ムラマサの言葉にプイとそっぽを向いて、また無言の空間に戻る。
「…………ムラマサは自分が死んじゃって……すぐ忘れられても平気?」
視線も合わせず、キャトーが尋ねる。
「平気だな」
間髪入れずに返ってきた返事に、キャトーはギョッとした。
抗議の声を挙げかけ、そこに座っている男が兵士だった事を思い出し言葉を止めた。
キャトーには想像が付かない程の死を、彼は見てきたのだろう。
「……あたしは簡単には忘れないから。
だから居心地悪いんだったら……」
────死なないでね。
ぽつりとキャトーは小さくちいさく呟いた。
おわり
[2008.07.08(
Tue) 09:55]
ゴルロア |
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