瑞希くんは真っ白のトカゲ“トゲー”をいつも連れていて、いつもいつも眠っている少年。
物静かというより、眠ってます、ほとんど。
B6に中にいても、仲間とはしゃぐ訳でもケンカする訳でもなく、傍観しているか眠ってます、ほぼ眠ってます。
彼もClassXなのでお馬鹿ですが、どこか雰囲気が違います。
ソレもそのハズ。
実は瑞希くんは、アメリカのシンクタンクに勤務する両親の間に生まれた子どもでIQ260もある天才児。
その未曾有の頭脳は家族や本人の意志など関係無しに、実験材料のように扱われ、逃げるように日本に帰国しました。
彼を守るべくアメリカに残った両親と離れ、姉と共に暮らしているのでした。
傷つき人間不信に陥った瑞希くんは、その天賦を隠すべく平凡な……というかお馬鹿な振りをして暮らしているのでした。
…………わ、若王子先生?いやまぁ、天才であったり超能力者だったりという突出した能力を持つ者が実験材料にされるというテーマは、いっぱいありますからね。
吉田秋生さんの『YASYA』とか『AKIRA』のタカシたち子どもたちもそう。
個人的には好きな設定です。
けどなぁ、同じジャンルのゲームで、設定がほとんど一緒なので、「わー、ほんま設定一緒やな」と思ってしまうのです。
しかも若王子先生の場合家族関係は全く出てこないので、天涯孤独なのかと推察されるのですが、瑞希くんには家族も居る。
心を許しきってないとはいえ、B6も居る。
先にプレイした事もありますが、若王子先生の方が悲壮感あるんですよね。
また彼は本人の意志に拘わらず(感情にはやや左右されてるっぽい)、何故か白い爬虫類を突然大量に召還するという体質でもあります。
それは本人曰く天才という要素とは関係ないらしく、天才のエキセントリックさ、人間嫌いさを演出するエピソードなんだと思います。
召還する爬虫類がアルビノばかり、というのも自身もオッドアイらしく、その辺も普通の人間とは違う、異形の存在というアピールの為なんでしょうね。
でも白物爬虫類の絡むスチルやイベントが多すぎw オッドアイというならそれもスチルやイベントで見せて欲しかったな~~。
ルックスは意外とガッチリした体格、影の委員長で人間並かそれ以上の知能があるっぽいトゲーが楽しかったりするのですが~。
意外とちゃっかりしてたり、黒かったりする所も嫌いじゃないのですが~~~~
う~~~ん、ちょ~っとずつ微妙にアタシの趣味から外れてるんですよ~~~
結論。若王子先生や泰継さんの方が、好き。しかし、お馬鹿のフリでもピンキリは目立つんだから、一番底辺のClassXじゃ目立つんじゃ?
あと計算して追試にならないよう全教科30点ピッタリをずーっと続けるのとか……
その辺の抜けてるあたりが天才の所以ですか?
吾郎くんは中学時代にイジメに遭った少年。その時に女装を強いられるのですが、その美少女具合に周囲が驚き以来苛められなくなった。
自分の美少女具合に自信を持った彼は以来女装を続けているのです。ま、本人も気に入ってるそうですが。
ゴロちゃんは、決して性同一障害だとか(重すぎるな、そのテーマだと)、女性になりたいとか、ゲイだとかじゃなく単に女装したいだけ。自分はオトコノコという自覚もあれば、恋愛対象も女の子。
明るく気配りのきく性格、ポペラ語と呼ばれるミョーチクリンな造語を駆使したりと、プレイ前の予想どおりにプレイしてても楽しいです。
本気になったり不意な事があったりする時に、声が地声の男にもどっちゃうトコとか、笑っちゃいます、面白い。
更に彼はイラストを描くのですが、担任先生の助言によってゴロちゃんが描くイラストが“みんなに誉めて欲しいもの”から“自身の表現したいこと”に変わるエピソードや、中学時代に彼を苛めていたグループのリーダー格の少女との和解のエピソード、どれをとっても良いシナリオだと思います。
B6の中で一番破綻と消化不良が少ないルートじゃないかな?
しかしです。
卒業までは楽しいのですが、彼と恋人同士になるんとちょっと事情が違ってきます。
ゴロちゃんは髪も切り、スカートも履かなくなって、男に戻るんですが、なんか違和感がw
いや、女の子のままでも困ると言えば困るのですが、男に戻った吾郎くんは見慣れたゴロちゃんじゃないんです~~~ッ!
もちろんプレイヤが担任先生になりきっても、ゴロちゃんに対して、かわいい。とか、良い子だな。と思う以上の異性へのときめきを感じられないせいもあるんですけど。
『かわいい教え子』以上はあり得ない存在かな、ってキャラクターでした。
あと
「ゴロリン」と人前でも呼ばせられるのはあり得ませんからw どんな羞恥プレイだよ!
最後は清春くん。
スゴイ悪戯魔です。いや悪戯というより既に犯罪スレスレ。いや軽犯罪も混じってます。
彼は運動神経がよくバスケットボールの天才なのですが、バスケットマンとしては身長が低くどうやら憧れてるプロも諦めているらしく日々悪戯三昧。ストリートバスケや高校レベルでは桁違いにすごい才能の持ち主なのですけどね。
あ"~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ゴメンナサイ。全然ダメです、彼。好きな人は読むと「なんでだよ! おいッ
」と思うかも。
音声無しでプレイしちゃったw秋、清春くんもかなり(多分)心を開いてきた頃。担任先生へ愛の告白をする……
のですが、それは大嘘、悪戯なんですね。更にその様子をVTRに撮ったりします。
このエピソードも「おい
」って思ったのですが……
極めつけは大学入試の前日。
あるトラブルで二人して体育倉庫に閉じこめられやっとの事で救出されるも、担任先生は肺炎寸前の風邪で倒れてしまいます。
目が醒めた時、大学受験しなかったという清春くん。
呆然とする先生に「大事な方を選んだだけ」という彼。
お? とプレイヤが思ったのも束の間、実は時計が1日遅らせてあり、既に前日に無事入試は終わっていた、という悪戯。
なんじゃ、そりゃ~~~~~!!!(怒怒怒怒怒ー!)
まさに持ち上げて落とす、人間エアポケット! (意味不明)
正直言ってアタシの感覚では、人の心を弄ぶレベルが常識を逸してます。例えゲームの中とはいえ。
一緒に看病していてくれたらしい瞬くんが
「────いい加減にしやがれ、この腐れ外道~ッ!!」
と清春くんにキれますが、まさにプレイヤの心を代弁ですよ。さすが瞬くん!(更に好感度
)
一体彼は何故、バスケを諦め悪戯三昧の日々に走ったのでしょうか? 天才だから生まれてこの方努力をした事がなかったという割には、
悪戯に関してはスゴイ努力してますしw
────寂しいから?
いやお母さんも優しいみたいだし、お兄さんやお姉さん弟とは普段は何らかの事情で離れて暮らしてるそうですが、ちょっと過度らしいですが、とても可愛がってもらってるそうですし。(瞬くんにも「あんなに愛されて何が不満だ?」と言われてます。彼の生い立ちを思うとちょっとほろりとキタ)
────じゃ単に趣味か?
そんな塩梅で、ほんとパス。好きな人ごめんね。
でもこういう灰汁の強いキャラにGoサイン出したメーカー、スゲー!
まぁ確かにB6もT6も皆欠点がかなりあるキャラが多く
「俺が好きならそのエベレストのように険しく高い欠点も乗り越えて愛せよ」って感じですもんね。
あ、エンディングにキスしてるシーンが多い、というか密着度が異様に高かったです。
B6でワイワイやってる時の清春くんは、いいんですけどね……
以上B6、キャラ語り終了。
1位:七瀬瞬くん
2位:真壁翼くん
3位:草薙一くん
って感じかな、アタシ。あ、名前が一文字のキャラばっかりだ!
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